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徒然なるままに・・・

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[ 骨粗鬆症 ]
最近、特に問題になっている骨粗鬆症について話したのでさわりおスライド原稿を入れたので見て下さい。興味ある方は当日のスライドをメールで送ります。
骨粗鬆症
@加齢と共に身体の外見は色々に変化し、白髪や皮膚のしわは最も目立つが、個体差はかなり大きい。息が切れたり、物覚えが悪くなったりするのは、多少なりともすべての人に見られる。
しかし、これらのいわゆる老化現象の中で最も広く、すべての人にみられるのは骨量の減少である事はあまり知られていない。古くは石器時代の化石から、人種・民族の区別を越えて、人は生きていく限り骨を失っていく。骨の老化と骨粗鬆症は、時代を超えた人類の悩みである。
しかしながら、平均年齢20歳という石器時代や、人生50年(この時代の平均寿命は30台)という戦国時代には、骨粗鬆症はあまり問題にならなかった。これは、骨粗鬆症を起こす程長生きする人は極めて稀であって例外な幸運であり、また社会が負担する治療と看護の責任もこれに伴って極めて小さいものであったからである。
最近、骨粗鬆症がやかましく取り上げられるようになったのは、疑いもなく人口の老齢化によるものである。即ち、昔は何万人に一人というまれな現象であった長寿が、今やほとんどすべての人が骨粗鬆症が起こるまで生き延びる十分あることになった。
これによって、医療経済に対する骨粗鬆症の負荷は、従来と比較に成らないほどの大きなものになったし、また今後ますますその傾向は強くなっていくであろう。今や骨粗鬆症は、あらゆる疾患の中で、最も多いといわれ、人類の最大の敵となったといっても過言でない。こうえ
以下は講演用の原稿です。
@骨粗鬆症1
A石器時代にもあった骨粗鬆症が現在問題になっているのは、急激な平均寿命の延びである。昔は古希のいにしえから70歳まで稀だったのが、ここまで生き延びるのが当たり前になったから。
 現代人は文明社会、特に車社会の影響で弱くなった肉体で転びやすくなり、弱い骨に対して多大な影響を与えるようになった。
 骨折と言う形で老年人口が増えるにつれ、医療費に対する割合は加速度的に増加。
現在、何故老化が起きるのが解明されない中で骨粗鬆症の治療法が確立されていない時点で、骨粗鬆症とは?骨折しやすい部位、それぞれの疫学・治療法について述べる。
B破骨細胞の分化促進、活動性亢進、それに反した骨芽細胞の機能低下により、骨吸収と骨形成とのバランスがくずれ、骨量減少、骨構造、骨質の劣化が導かれ骨強度が低下することになる。
C脊椎の断面図を見ると、正常の椎体(背骨)の断面に比べ、老年者の椎体では全体では大きくなってるのに、明らかに骨量が減少しているのがわかる。人間の骨量は20歳から45歳位までがピークで以後減少を続け、特に女性では50歳位からの閉経により、毎年2〜3%づつ減って80歳位では平均最大骨量時の約三分の一となり、現在骨粗鬆症の患者さんは男200万人、女800万人の約1000万に達している。
D椎体の縦断面では、10台では、椎体の成長軟骨層に大きくなり、30台ではクッション役の椎間板、椎体内の骨性終板の完成、80歳では外側では、繊維性軟骨形成・骨棘・骨梁の減弱化による繊維軟骨の侵入、軟骨版・骨性終板の骨折が現れる。
E電顕では骨梁が細くなり、疎となっている。
F断面図では加齢と共に直径は増えていても、髄腔の広がり骨吸収腔の出現に脆弱化している。
G組織像による破骨細胞→骨吸収、骨芽細胞→骨形成
H老化による原発性骨粗鬆症の診断は我々町医者の場合背中が曲がって(円背)腰背痛、骨折で来院した時にチェック。
Iレントゲン像、問診で骨粗鬆症を定性的に疑った時に、手関節のレントゲン像を撮り、MD法(第二中手骨)の外注で定量的な骨粗鬆症を確認している。(4ヶ月に一回保険にてチェック可)
Jレントゲン像では、若い時には縦横にしっかりした骨梁像が写っているが、加齢と共にはっきりした骨梁は消え曇りガラス状態となり、真ん中がひっこんだ魚椎(Fish Vertebra)、片方が短くなった楔椎が出現」してくる。
K骨萎縮度としての、シェーマを記載する。
L検査による骨量減少、レントゲン像での新鮮・陳旧姓の骨折の有無、年齢、腰背痛の有無、採血のデータにて診断をはっきりさせる。
M投薬までのフローチャートを示す。
N骨粗鬆症による好発する骨折部位四か所を示す。よく患者さんには四枚前(I)の骨密度検査にて信号にたとえ、この骨折部位四か所が青信号の正常範囲では、打撲ですむんだと。
O骨粗鬆症関連骨折は骨量と共に易転倒性が問題であり、転倒による代表的な大腿骨頚部骨折は受傷によってその約半数が介助生活を余儀なくされ、一年以内の死亡率10〜20%と高い。環境的には施設入居高齢者は環境的にはバリアフリーになっているにも拘らず、健康状態は在宅高齢者に比べ、身体的にも精神的にも低下している事が多く、入居者の転倒リスクは高く12から37%となっている。欧米の白人の地域在宅高齢者の転倒頻度は20
から40%と日本に比べて高い。一般的に体格の良い白人にとって上半身に比べて下半身は貧弱であり、日本人は布団の使用により、大腿骨頚部骨折は防御的に働き、畳、和式トイレ等和式生活は下肢の筋力、バランスを必要とする為に結果的に転倒を防いでいる。それに加えて、いかに転倒を防ぐ為に手摺り、段差をなくす、廊下の常夜灯が必要であろう。
P運動療法によって10%以上ふえた報告はなく、骨折を回避する為には20〜30%の骨塩量が必要とされている為に運動実践は生理的骨減少に対して、治癒させる効果というよりも、不動・身体活動低下・運動不足に伴う骨量減少に対してそれらの影響を軽減すると考えてよいと考えるべきである。その為正しい転倒防止のために厚生年金病院を初めとして少しずつ立ち上がってきている。
Q活動性の高い比較的若い年齢が多く、高齢者では発症するのほど動けなくなる。さっき述べたように和式生活が転倒予防に働き日本人は少ない。
R今まで述べたように比較的若い時は橈骨遠位端骨折、高齢者では大腿骨遠位骨折となっている。
S日本では男性の発生率は加齢に伴う増加は見られず、年間10万当たり100〜130程度であるが女性は50歳台後半より増え始め60〜70歳台では300〜400と高地値となっている。
21)外国でも女性は高値であるが、日本人女性は低い。
22)橈骨遠位端骨折は日本人に比べて白人は高いがアジア人は日本程度に低く、米国やアフリカの黒人は日本人よりも少ない。
23)季節変動では橈骨遠位端骨折は冬季転倒し易いのがグラフ上にも出ている。
24)治療はそのままギプス固定か、徒手整復後のギプス固定が90%となっている。
25)近年では平均寿命の延びと共に高度の医療管理のもとで、脆弱な骨格を有する老齢者が増え、それが右肩上がりとなっている。2025年ピークは団塊の世代を考慮する。
26)供覧→保存療法
27)受傷の特徴→フォーク上変形
28)2人掛りで整復し腫れを考慮してギプスシーネとする。
29)手術療法、他に創外固定がある。
30)5つのリスクファクターの為に死亡率が高く、医療経済を非常に圧迫させている。人工関節は手術代10万円なのに人工関節はは70〜80万円もする。
31)大腿骨頚部骨折は解剖学上、栄養血管の支配悪く従って骨壊死が起こしやすい。従って色々な手術方あり、これはピンニング。
32)これは昔のオースティン・ムーア型人工関節(これでも30万する。)
33)圧迫すると付きやすいという理論の基に施行されるDHS法(Dynamic Hip Screw)
34)全身状態の悪い人に膝寄りからのEnder法
35)色々な手術法のシェーマ、これから整形外科は骨の大工と言われるのです。
36)他の関節と比較して、脱臼し易い関節なので、手術後頑固な40肩になり易い。基本的に余程ずれがなければ基本的には保存療法。
37)Hanging Cast法
38)シェーマ
39)髄内釘
40)図の通り、ギプスはベーラーギプス
41)神経圧迫型、こういう型が外傷もなく出現。
42) 41)のCT像、MRI像
43)似た様な例
44)完全な悪壊型
44)前方から脊椎へ侵入し腸骨(骨盤)から採取した骨片を打ち込む。
45)図の通り
46)戦後栄養摂取が欧米に近づくにつれて減少。但し男性は低値のままであるのに対し、女性は高齢では急に増加するのが特徴。
47)戦後カルシウム摂取量は270gから600gと約2倍に増加(800gが望ましい)
48)たんぱく質、脂肪の増加(女性ホルモンの原料)
49)戦後身長5cm体重5s増加、初潮、閉経共に2才早く始まり遅く終わる。
50)アメリカ白人の高齢者の多椎骨折が多い。
51)白人は胸椎型、日本人は腰椎型
52)骨吸収抑制剤はエストロゲン、カルチトニン、ビスフォン酸、ビタミンKは形成促進剤、ビタミンDのような骨代謝促進剤、1〜2ヶ月で骨代謝マーカー、6〜12ヶ月以内に骨密度をチェック、最近の薬ではミノドロネート?選択的受容体モジュレーター(SERM)が発売予定。
53)骨折しない体にするには栄養は白人なみで生活様式は下肢の筋力・バランス温存の和式生活をする方が望ましい。(和式トイレ、畳,等)後できれば黒人なみの筋力のしなやかさが欲しい。

2004/04/02(Fri) 晴れ

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[ 管理者:ADMIN 著作:じゃわ 画像:牛飼い ]